番 | 和歌 | 作者 |
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1 | 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ |
天智天皇 |
10 | これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 |
蝉丸 |
13 | 筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる |
陽成院 |
20 | わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ |
元良親王 |
25 | 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人にしられで くるよしもがな |
三条右大臣 |
37 | 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける |
文屋朝康 |
39 | 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき |
参議等 |